群馬県太田市市場町の住宅で手塚由佳さん(52)が死亡し、長男(26)も切りつけられた事件で、公開手配された三原理稀容疑者(30)をめぐって、事件前から手塚さんの長女(28)が警察にDV被害などを相談していたことが明らかになりました。
さらに事件前日の2026年9月24日には、警察が長女へ電話で状況を確認し、三原容疑者に知られていない場所へ避難するよう指導していたと報じられています。
「なぜ事件を防げなかったのか」「警察はどこまで把握していたのか」と疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、三原理稀容疑者をめぐるDV相談の内容、警察への相談時期、事件前日の避難指導、復縁要求との関係について、2026年9月26日時点で確認できる報道を整理します。
三原理稀容疑者のDV内容は?詳しい内容は非公表
FNNプライムオンラインやテレビ朝日の報道によると、手塚由佳さんの長女は、離婚後に元夫である三原理稀容疑者からのDV被害について警察へ相談していました。
一方で、DVの具体的な内容については詳しく公表されていません。
身体的な暴力だったのか、威圧的な言動やつきまといなどを含むものだったのか、報道だけでは断定できません。事件直後は断片的な情報が広まりやすいため、公開されていない内容を憶測で補うべきではありません。
確認できる重要なポイントは、警察が相談を受けたうえで三原容疑者本人から事情を聴き、口頭指導を行っていたと報じられていることです。
長女は2026年6月に群馬県警へ相談
警察によると、2026年6月、長女は群馬県警太田署に三原容疑者との関係について相談しました。
FNNプライムオンラインは、この相談が三原容疑者からのDV被害に関するものだったと報じています。
警察は相談を受け、三原容疑者本人に対して口頭で注意・指導を行ったとされています。
ここで重要なのは、事件当日に初めてトラブルが表面化したわけではないという点です。少なくとも事件の約3か月前には、元夫婦間の問題が警察に相談されていました。
栃木県警にも相談が寄せられていた
長女からの相談は群馬県警だけではありませんでした。
FNNは、栃木県警にも長女から相談が寄せられていたと報じています。
三原容疑者の住所は栃木県佐野市伊勢山町で、長女側は群馬県太田市に暮らしていたとみられます。県境をまたぐ生活圏だったため、複数の警察に相談が寄せられた可能性があります。
一部報道では、2026年3月にも長男から栃木県警へ家族間のトラブルに関する110番通報があったとされています。
ただし、それぞれの相談が同じ内容だったのか、警察同士でどの程度情報共有されていたのかについては、現時点で詳細な発表はありません。
事件前日の9月24日に警察が長女へ電話
事件が起きる前日の2026年9月24日、群馬県警は長女へ電話し、状況に異常がないか確認していました。
FNNプライムオンラインによると、このとき警察は、長女に対して三原容疑者に知られていない場所へ避難するよう指導したとされています。
つまり、警察は事件前日の段階で一定の警戒が必要だと判断していたことになります。
ただし、具体的にどのような危険情報を把握していたのか、三原容疑者が接近していることを認識していたのかについては明らかになっていません。
警察はなぜ避難を勧めた?
警察が長女に避難を勧めた詳しい理由は公表されていません。
報道では、長女が三原容疑者からのDV被害を相談していたこと、さらに三原容疑者が長女に復縁を迫っていたことが明らかになっています。
こうした事情から警察が安全確保の必要性を感じ、居場所を知られていない場所へ避難するよう案内した可能性がありますが、これは報道された事実関係から読み取れる範囲にとどまります。
個別の相談記録や警察内部の危険度評価などは公表されていないため、「事件を予測していた」とまで断定することはできません。
三原理稀容疑者は長女に復縁を迫っていた
テレビ朝日は、捜査関係者への取材として、三原容疑者が手塚さんの長女に復縁を迫っていたと報じています。
長女と三原容疑者はすでに離婚していました。
離婚後も三原容疑者からのDVに関する相談があり、さらに復縁要求もあったことから、元夫婦間のトラブルが継続していたことがうかがえます。
ただし、復縁要求が今回の事件の直接的な動機だったと警察が正式に断定したわけではありません。三原容疑者は現在逃走中で、本人から事情を聴けていないため、詳しい動機は分かっていません。
事件当日、長女と長男が帰宅して三原容疑者と鉢合わせ
9月25日正午すぎ、長女と長男が自宅へ戻ったところ、室内にいた男と鉢合わせになったと報じられています。
その際、長男は刃物のようなもので後頭部などを切りつけられ軽傷を負いました。
長女は「母親が刺された」という趣旨の110番通報をしています。
室内では母親の手塚由佳さんが血を流して倒れており、その場で死亡が確認されました。手塚さんには十数カ所の刺し傷や切り傷があったとされています。
警察は長男への殺人未遂容疑で三原容疑者の逮捕状を取り、全国に公開手配しています。また、手塚さんの死亡についても三原容疑者が関与したとみて捜査しています。
なぜ事件を防げなかった?現段階で断定はできない
事件前日に避難指導まで行われていたことから、「警察は事件を防げなかったのか」との疑問が出るのは自然です。
しかし、現時点の報道だけでは、警察がどの程度具体的な危険を認識していたのか、長女が避難指導を受けた後にどのような行動を取ったのか、三原容疑者がいつ現場住宅に入ったのかなどは分かっていません。
そのため、警察対応が適切だったかどうかを現段階で断定的に評価することはできません。
今後、事件前の相談履歴や警察の対応経過が詳しく検証される可能性があります。
DV相談から事件までの時系列
| 時期 | 確認されている出来事 |
|---|---|
| 2026年3月ごろ | 長男から栃木県警へ家族間トラブルに関する通報があったとする報道 |
| 2026年6月 | 長女が群馬県警太田署へ三原容疑者からのDV被害を相談 |
| 2026年6月以降 | 警察が三原容疑者本人に口頭指導 |
| 2026年9月24日 | 警察が長女へ電話し、異常の有無を確認。容疑者に知られていない場所への避難を指導 |
| 2026年9月25日 | 手塚由佳さん死亡、長男負傷。三原容疑者とみられる男が逃走 |
| 2026年9月26日 | 三原容疑者を殺人未遂容疑で全国に公開手配 |
三原理稀容疑者のプロフィールはこちら
三原容疑者は30歳で、住所は栃木県佐野市伊勢山町、職業は不詳と報じられています。
顔画像や経歴、逃走時の特徴などは「【顔画像】三原理稀容疑者は何者?経歴・プロフィール」で詳しくまとめています。
また、現在の逃走状況については「三原理稀容疑者はどこへ逃げた?裸足・パーカー姿で北へ逃走」で整理しています。
まとめ
三原理稀容疑者をめぐっては、事件の約3か月前から長女が警察へDV被害を相談し、警察が本人に口頭指導を行っていたことが分かっています。
さらに事件前日には警察が長女へ状況確認の電話を入れ、三原容疑者に知られていない場所へ避難するよう指導していました。
テレビ朝日は、三原容疑者が離婚後も長女に復縁を迫っていたと報じています。
一方で、DVの具体的内容や事件に至った直接の動機、警察が把握していた危険性の程度については明らかになっていません。
今後、三原容疑者が確保されて事情聴取が進めば、元夫婦間で何が起きていたのかについてさらに詳しい経緯が明らかになる可能性があります。
